2014年01月10日

『黒執事』試写会

監督:大谷健太郎、さとうけいいち
原作:枢やな『黒執事』(掲載 月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)
脚本:黒岩勉
出演:水嶋ヒロ、剛力彩芽、優香、山本美月、大野拓朗、栗原類、海東健、ホラン千秋、丸山智己、城田優、安田顕、橋本さとし/志垣太郎、伊武雅刀、岸谷五朗、ほか
2014年

面白いかどうか半信半疑で、でも久しぶりの水嶋ヒロ見たさに試写会に行って来た。原作を知らないので、どういうテイストの作品なのかも事前に承知していなかったが、結構酷い死体が出てくるなど、ブラックな世界観で意外性があった。

セバスチャン(水嶋ヒロ)は巨大企業の若き総帥、幻蜂清玄(げんぽう きよはる)伯爵(剛力彩芽)に仕える執事。清玄の本名は汐璃といい、女性であるが、世間にはそれを隠して生きている。セバスチャンは理知的で容姿端麗、武術にも優れ、完璧と思われる執事だが、唯一性格の悪さが欠点。幻蜂家は代々「女王の番犬」という密命を帯びており、このところ連続して起こっている大使館員のミイラ化怪死事件の解決を女王から命じられたため、清玄はセバスチャンとともに動き出す。

『BECK』を観てから3年が経ってしまったが、水嶋ヒロは変わることなく水嶋ヒロであった。年を重ねてやや凄みが増し、セバスチャンという役柄にはぴったりと思えた。相当量のアクションをこなし、迫力満点だが、私はもっといわゆる執事の仕事ぶりを見たかったなあという気がする。どうも、ドラマ「メイちゃんの執事」のイメージが強いので、せっかく完璧な執事という役柄なのだから、武ではなく文のほうの才能を見せるシーンも見たかったのだ。

男優陣に個性的なメンバーを揃えているのに対し、女優陣がどうも弱い気がする。剛力はそれなりだが、男装の令嬢という秘密めいた存在にしては子供っぽすぎる(これは外見の問題だから彼女のせいというわけでもないが)し、一歩間違えると滑稽に近い。優香も物足りない。もっと迫力のある女優をキャスティングしてほしかったところだ。そんな中で、光っていたと思えるのは、幻蜂家のメイド、リンを演じる山本美月だ。彼女が変貌するシーンはとても見事だった。また、ほんのわずかの登場時間だが、葬儀屋ジェイを演じる栗原類が、ストーリーととてもマッチしていて好感が持てた。

全体的にアクションに頼りすぎな印象が強く、セバスチャンと清玄とを繋ぐ契約の問題、この2人のコミカルなやり取り、幻蜂家家老執事の田中(志垣太郎)の存在など、つっこんだらもっと面白くなったのにと思える要素がたくさん見られたので、ちょっともったいないと思う。

(2014.1.8 よみうりホールにて)

映画公式サイト
posted by すいっち at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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